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従来の深層・浅層混合処理工法において、施工中の土質変化に対する処置、地下水量変化に対する処置、支持層の確実な確認、また、品質管理に関して混合状況の確認、室内試験に対する現場強度比(差異)の低減化等々、大変難しくその為に統計学的根拠、機械的根拠等により安全率を高める処置が取られて参りました。
本工法は、それらの問題点を解決するために、原点に立ち返りシンプル且つ分かり易くを心がけ試行錯誤の中から生まれてまいりました。様々な試験や研究を重ねながら著名な方々の貴重なご意見ご指導を賜わり、確実性を高め且つ容易にそれらの事が確認可能な工法として「スーパーラップル基礎工法」を開発致しました。昨年日本建築センター発刊による「建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針」には、本工法の該当部分が少ないため低強度ラップル基礎を構築するために必要な独自の「指針」を設け、工法の質を高めるべく日々取り組んでおります。
建設省土木研究所が薦めていた「土の流動化処理工法」の配合計画から調整含水比の考え方を用いる事により、地下水或いは土の自然含水比の違いから発生する、強度のバラツキを抑えることが可能となりました。それと同時に粘性土の粉砕混合及び複合土質に適合した混合装置を自社で開発し、各土質に適合した装置を使い分けることで造成体の品質を高める工夫をしております。
理論の整備・確立とともに良い装置があったとしても実際施工において、誰が見ても分かり易く、直接的に造成体の信頼性が確認できる施工技術も確立致しました。
これらが「スーパーラップル基礎工法」の根幹を支えております。
細部は、別添「スーパーラップル基礎工法設計施工指針」及び「スーパーラップル基礎工法現場管理者マニュアル&施工管理ハンドブック」に明記されておりますが、実現目標は
を実現する事により信頼の置ける、適性強度のラップル基礎造成体の構築ができるものと確信しております。
本工法は、建設発生土に水とセメント系固化材を加えて混合してできる安定処理土を用い、建設基礎のラップルコンクリート工法をより改良した工法であります。
設計は、日本建築学会「建設構造設計指針」に基づく様々な設計基準を用い、ラップルコンクリートの設計と同様にボーリングデータを基に、地盤の地耐力の検討、沈下量の検討を行い、造成体強度の決定と配合計画(推定)を決定します。
施工に先立ち現地土を採取し、土質分析、室内配合試験を実施し、配合量の決定とフロー値の有効範囲を決定します。
施工は、現場造成ラップル基礎工法「現場管理マニュアル&現場管理ハンドブック」による、施工管理と品質管理を行うが、確実な支持地盤の確認、均一な造成体の構築、土質及び現地水量変化に対し、的確な対応が取れる工法であります。
施工後は、造成体から採取した全長コアの一軸圧縮試験により強度確認を実施します。
以上のことから環境に優しく、リサイクル可能な高品質の造成体の構集が、可能となりました。
工法 | 見積もり金額 | 残土処分・埋土含む |
---|---|---|
PHC杭回転埋設根固め工法 | 22,798,070 | (24,432,470) |
従来型ラップルコンクリート工法 | 22,476,204 | (36,122,076) |
ソイルセメントコラム工法 | 17,106,010 | (20,735,757) |
スーパーラップル(エルニード工法) | 8,824,960 | (12,494,079) |
PHC杭 | 従来型ラップル | ソイルCコラム | スーパーラップル | |
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支持層確認 | 電流計◎ | 目視・触指◎ | 電流計◎ | 目視・触指◎ |
残土処分量 | 産廃204.0 | 3535.2 | 産廃791.2 | 801.4 |
施工能率 | 約16日 | 約20日 | 約17日 | 約8日 |
解体時 | 産廃 | 産廃 | 再利用可 | 再利用可 |
【スーパーラップル基礎工法3種バケット】
「土質」・「高品質、均一性」を考えて使い分けしています。
カット&ミキシングバケット |
スケルトンミキシングバケット |
ロータリーミキシングバケット |
エムミキシングバケット |
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